鶴岡市観光連盟は9、10日、首都圏の旅行会社やマスコミを訪問し、市の新しい観光素材などをアピールする首都圏観光キャンペーンを実施。10日には村田久忠・市商工観光部長らが観光経済新聞社を訪れ、キャンペーンへの理解を求めた。
訪れたのは村田部長のほか、大塚勝夫・湯田川温泉観光協会会長(甚内旅館館主)、佐藤徹志・ホテル満光園社長。
村田部長らによると、来年後半に「藤沢周平記念館」(仮称)が鶴岡公園内に開館する。時代小説で数々の人気作品を残した藤沢周平は鶴岡市出身で、庄内藩をモチーフにしたといわれる架空の藩「海坂藩」を舞台にした作品は特に有名。記念館では故人の遺品や原稿などを展示する。
また、10月から「山形県庄内新潟プレデスティンーションキャンペーン(DC)」を実施。「食」をテーマにしたイベントなどを計画している。
市の観光客数は07年度で約499万人、前年度比3.6%減となっており、プレDCなどで集客増を狙う。